第15号 Q&A 2006.10.3

保護者の方からよくある質問

: 学校の面談で行きたい高校に受かるのは難しいと言われ,別の高校を勧められました。迷っていますがどうしたらいいでしょう。

: 確かに,志望校に受かるために必要な学力と,今の自分の学力との間に大きなひらきがある場合には,ほかの選択肢も考えなければなりません。しかし,もうすぐ手に届くところに来ているのに,又は安全圏にいるのに,今の時点で絶対合格するというところにいないからという理由で不安になっている人にはこうアドバイスさせてください。
  『安易に自分の進路を決めるな』と。

 勉強を真剣にすればする程,本当に志望校に受かるのか不安になってきます。そういう時に,例えば「第一志望のA校はちょっと難しいが,B校なら確実に入れるだろう。」というような甘い助言や誘いがあれば当然乗ってしまいたくなりますが,そこで,自分の内なる不安と闘って欲しいのです。その不安と闘うためのサポートを当塾では惜しみなくしています。
 学校では2学期末には志望校決定のための三者面談がありますが,その際,内申点と計4回の実力テスト(5回目はほぼ決定後)のみが合否の判断の材料になるので,合格ラインの基準が厳しくなります。しかし,実際に力がついてくるのは5回目の実力テストが終わった後なのです。

 これに対して,当塾では内申点と計5回の実力テストに加えて,統一模試,塾内で行う5〜6回の公立テスト(過去の高知県の入試問題)の結果や競争率など,ギリギリまでたくさんのデータをとり,卒業生のデータと照らし合わせながら状況を見ていきます。そしてデータに表れない現在の理解度を踏まえた上で,一人一人の合格の可能性を模索していきます。ですから皆さんも本当に入りたい学校へ行くための努力をしつつ,最後の最後まであきらめないで下さい。
 受験で人生の全てが決まることはあり得ません。しかし大事な3年間を過ごす環境が決まるわけですから大きな出来事にはちがいありません。だから安易な決め方をせずに,受験という自らを成長させることが出来る絶好の機会から逃げないで下さい。自分の進路を納得して決め,この試練に最後まで立ち向かえた人だけが後になって,このちょっと(・・・・)だけ(・・)辛かった時期を笑って話せるようになるのですから。
※不安になったら必ず相談を。  
〔濱田(克)〕〕

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